著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東郷の「乙案」に杉山と塚田の2人が激しい口調で反対した

公開日: 更新日:
仏印進駐で河内(ハノイ)に向かう日向快速部隊(1941年ごろ)/(C)共同通信社

 外相の東郷も外交交渉の期日を、11月30日夜の12時までに決着が付かなければすぐに戦争に入るという方針を渋々受け入れた。考えてみればむちゃな話である。相手があっての交渉なのに1カ月以内に日本の言い分を通せという。これは戦争を正当化するために外交交渉を進めるという結論にすぎなかっ… 

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