伊藤博敏
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伊藤博敏ジャーナリスト

1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。数多くの週刊誌、月刊誌のほか、現代ビジネスなどウェブニュースサイトにも寄稿。主な著書に「許永中『追跡15年』全データ」(小学館文庫)、「『カネ儲け』至上主義が陥った『罠』」(講談社+α文庫)、「金融偽装─米国発金融テクニックの崩壊」(講談社)、「黒幕」(小学館)などがある。

急ピッチで進む検察捜査 ターゲットは河井克行前法務大臣

公開日: 更新日:

 河井克行前法務大臣をターゲットにした検察捜査が、急ピッチで進められている。

 入り口は夫人の案里参院議員の公職選挙法違反事件だったが、既に公設秘書らを買収罪などで起訴、連座制での案里氏の失職は確実になった。

 以降、捜査する広島地検は、買収を指揮したのが克行氏だという疑いを強め、東京、大阪などから検事を集め、広島県内の首長、県議、市議らを呼び、精力的な参考人聴取を行っている。なかには小坂真治安芸太田町長のように、昨年7月の参院選前に克行氏から「20万円入りの封筒を受け取った」と証言する人もいる。他にも現金授受を認めた政界関係者はいて、「票を取りまとめてもらう意図が克行氏にあったかどうか」が捜査の焦点となる。

 検察は本気だ。昨年末、東京地検特捜部がカジノに絡む贈収賄事件で、秋元司・元内閣府副大臣を逮捕したばかり。政治家逮捕は鈴木宗男事件以来、17年ぶりだった。その直後といっていい今年1月15日、広島地検が河井夫妻の強制捜査に着手。内容は車上運動員(ウグイス嬢)に法定上限を超える日当を支払ったというもの。ここで官邸VS検察の構図が固まった。

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