小林節
著者のコラム一覧
小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

住民自治を侵害 横浜カジノ問題は日本の民主主義の問題だ

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 カジノは、あのラスベガスを思い起こすだけで分かるように、一晩で客の全財産を奪えるように工夫された危険な博打である。もちろん、現在は刑法185条で犯罪である。それは、全ての人間の心の中に潜む「努力せずに一獲千金を願う」思い(射幸心)を逆手に取って破滅させる罠だからである。

 ところが、政府自民党は、新しい経済成長戦略の手段として、2018年にIR(統合型リゾート)整備法を制定した。国際会議場、ホテル、遊園地等にカジノを併設したもので、そこでカジノを例外的に合法化しようという、要するにカジノ賭博合法化法である。

 しかし、博打で経済成長をという発想自体が間違っている。博打は、人が真面目に働いて蓄えたお金を掠め取る業で、そこには「経済成長」の要素などひとかけらもない。経済成長とは、日本の実力で有用なものを生み出してその対価を得る延長線上にあるはずである。

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