著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

山県有朋による主権線と利益線から生じた「生存圏の拡大」

公開日: 更新日:
80歳前後の大正期と思われる山県有朋の陸軍礼装姿(C)共同通信社

 ヒトラーの野望はむろん、第1次世界大戦で失った領土、権威、秩序を回復し、さらには8000万のドイツ国民の生存のための空間を拡大することにあった。そういう生存圏の拡大のために人種問題が意図的に用いられた。ユダヤ人の抹殺を進めたり、スラブ民族への徹底した侮蔑意識による侵略行為、共産… 

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