河野ワクチン担当大臣 TVハシゴ出演し「無責任発言」連発
「全高齢者が2回打てる量を6月末までに各自治体に届ける」――。河野ワクチン担当相は4月30日、65歳以上の高齢者のワクチン接種完了に向け、5月下旬から6月最終週までの市区町村ごとの配送量を発表。ようやく自治体の要望に応えたわけだが、ハシゴ出演したテレビではワクチン供給を猛アピールする一方、あとは自治体に丸投げと言わんばかり。やっぱり口先だけの無責任男だ。
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先月30日の会見で、河野大臣は「(ワクチン)供給のメドが立っている」とドヤ顔だったが、肝心の接種率は相変わらずチョボチョボ。30日までに2回接種を終えた人は医療従事者480万人のうち約2割で、3600万人が対象の高齢者に至っては1回目ですら0.39%しか受けていない。
ワクチン入手にてこずったせいで供給は遅れに遅れ、接種は遅々として進んでいないのに、河野大臣はデカいツラで民放をハシゴ。無責任発言連発だから許しがたい。
先月26日に出演した「報道ステーション」(テレビ朝日系)では「ゴールデンウイーク明けの2週間で1800万回分のワクチンを自治体に配る」と配送計画を説明。接種については「(自治体に)必要な支援を国で出し、一日でも早く高齢者を打ち終わって、次の基礎疾患の方に移っていただきたい」と上から目線だった。