著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

腐り切った自民党が憲法改正云々言うこと自体が憲法違反なんだよ

公開日: 更新日:

 ニューズウィーク日本版9月10日号の表紙を見て驚いた。

 白黒の地に赤と白の文字で「日本政治が変わる日」と書かれ、なんと写真は小泉進次郎氏の大きな横顔。なんだこりゃ。これ完全な選挙ポスターだ。これが書店やKioskの店頭に並んでる。しかも立候補する前に。

 自民党は今回、事前運動を規制しない方針らしいが(いやしろよ)、これはどう考えても大手のPR会社が入り、仕掛けたのだろう。露骨だ。

 さらに出馬表明会見。白バックにブルーのペンキを塗ったようなアートな壁に「決着」の2文字。金かかってるなあというのが率直な感想。その金はどこから出ているのか。本人かバックにいる菅さんか。

 弁舌爽やかに語られたのは改革をうたう聞こえのいい言葉ばかりだが、結局何を改革し自民党や日本の何が変わるのかはよく分からない。

 演台は周りの壁を高くして机の上が見えないようにしてあり、進次郎氏は手ぶらでやって来たが、あらかじめ用意されたカンペがあるのは丸分かり。実際に付箋だらけのメモが映った瞬間があった。チラチラ下を見るのは速くてなかなかうまい。相当練習したんだな。会見が遅れたのはこの特訓のためだったのか。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  3. 3

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  4. 4

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  5. 5

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  1. 6

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  2. 7

    “陰の首相”が見せつけた手練手管のバランス感覚…自民党総裁選前倒し議論、選管メンバー構成の妙

  3. 8

    【独自!】国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ

  4. 9

    やっぱり破綻した備蓄米制度…販売期限延長でも消えない「売れ残りリスク」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます