著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

自民党は気に入らないんだよ。でも小泉進次郎はクソ手強いと思うわけ。

公開日: 更新日:

 当時、あたしはテレビで、自民党の悪口ばかりいっていたので、一瞬、なにが起こったかわからなかった。

 仕事を終え帰宅し、今度は原稿に気に入らない自民党の悪口を書こうとパソコンに向かった。そしたらつい、『進次郎といく軍艦カレーツアー』なるものを調べているあたし。つい、ね。けど、まったく行きたくないのだったら、調べはしないだろうなぁとは思う。

 あ、相変わらず、国民目線でない自民党は気に入らないんだよ。進次郎さんが話すことも、なにぬるいことばっかいってんだか、と思うのよ。が、CDBさんがおっしゃるように、彼はクソ手強いと思うわけ。

 選挙となり、面白いもの見たさで多くの人が、この国のトップ(仮に)となった進次郎さんを見にいく。あのキラキラした目で見つめられ、手でも握られてみ? 思わず軍艦カレーツアーについて調べてしまったあたしのように、ふわふわとそのまま投票所へいってしまうかもしれん。

 ルッキズムが否定されているが、いくら否定しようがしょうがないところはある。人間の性として。最大野党の立憲は、そこも考え対策を練ったほうがいいんでね?

【連載】室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  3. 3

    【独自!】国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ

  4. 4

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 5

    国民民主党・玉木代表が維新にイチャモン連発! 執拗な“口撃”は焦りの裏返しなのか?

  1. 6

    やっぱり破綻した備蓄米制度…販売期限延長でも消えない「売れ残りリスク」

  2. 7

    “陰の首相”が見せつけた手練手管のバランス感覚…自民党総裁選前倒し議論、選管メンバー構成の妙

  3. 8

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  4. 9

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  5. 10

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  2. 2

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  3. 3

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  4. 4

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  5. 5

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  1. 6

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 8

    福山雅治“ローション風呂”のパワーワード炸裂で主演映画とCMへの影響も…日本生命、ソフトBはどう動く?

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 10

    国民民主党・玉木代表が維新にイチャモン連発! 執拗な“口撃”は焦りの裏返しなのか?