トランプ次期大統領が急転直下、石破首相との早期会談に意欲…狙いと昭恵氏「懇談」を巡るナゾ

公開日: 更新日:

 さらに言えば、2つ目のナゾとして、昭恵氏とそれほど緊密に連絡を取る間柄なのであれば、なぜ、安倍氏の「国葬」に出席しなかったのか。トランプ氏はSNSで《世界は本当に素晴らしいリーダーを失った》と投稿していたものの、結局、欠席した理由は分からなかった。

 3つ目はメラニア夫人がいう安倍氏の「素晴らしい功績」とは何なのか。外交辞令の表現だろうが、大量の武器爆買いを決めた事なのか。それとも国民の反対を押し切って集団的自衛権の行使を容認し、自衛隊と米国が一体となって戦うことを推し進めた事なのか。

 ちなみに今回の昭恵、トランプ両氏の面談で、ネット上では石破外交の無力さを指摘する声が多いが、トランプ氏は大統領選前、自民党麻生太郎最高顧問(84)と面会していた。その時、保守系らは《安倍外交を引き継ぐのは麻生さん》《やはり、石破よりも麻生》などと絶賛していたが、麻生氏はどう動いていたのだろうか。

 トランプ氏は昭恵氏を通じて、石破首相に書籍や記念品を贈ったという。早期会談の実現やこれらの贈答品の「見返り」「ディール」として、日本は今後、何を要求されるのだろうか。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  5. 5

    石破首相が「企業・団体献金」見直しで豹変したウラ…独断で立憲との協議に自民党内から反発

  1. 6

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?

  2. 7

    「森友文書」3回目開示 雅子さんが財務省前で取材に応じた深いワケ…文書には「情報隠し」の記述

  3. 8

    どうなる自民党総裁選前倒し? 小泉進次郎氏「農相に専念」発言も“キングメーカー詣で”の思惑と計算

  4. 9

    「石破おろし」を阻む目白押しの外交日程…8月に韓国とインドの首脳来日、9月は米国で国連総会

  5. 10

    アラスカ米軍基地での米ロ首脳会談はプーチン氏の“晴れ舞台”に…トランプ大統領はロシアの思惑にまんまとハマる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学