あり得ない日本のトランプ追随 イスラエルによるイラン核施設攻撃を容認するのか
露払いのネタニヤフが泣きつきトランプ参戦

イ・イ紛争では目に余る日本外交の迷走ぶり。勇ましくイスラエルを非難したのに、トランプに媚びて、イスラエルの自衛権を認める豹変。だとすれば、核施設にバンカーバスターをぶち込む狂気の攻撃も容認するのか。
いま必要なのは、日本からの反対声明。
中東の軍事大国の激しい交戦に歯止めをかけられるのか。イスラエルとイランの武力衝突をめぐり、国連安全保障理事会の緊急会合が20日午前(日本時間20日深夜)に予定されている。イスラエルの攻撃は国際法違反だと猛批判し、対応を求めるイラン側の要請によるものだ。もっとも、安保理の機能不全は周知の事実。安保理メンバーのロシアによるウクライナ侵攻は、3年あまり経っても出口が見えない。拒否権を持つ常任理事国の米英仏ロ中の思惑は常にバラバラ。効果的な手を打ち出せるのか、甚だ疑問だ。イスラエルの後ろ盾である米国のトランプ大統領がイ・イ紛争を取引材料とみなしているから、なおさらである……
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り2,902文字/全文3,316文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】