自民党の断末魔が聞こえる…タカ派の高市早苗氏&パワハラ気質の茂木敏充氏「ポスト石破」にまさかの浮上
2人の名前が浮上する“特殊事情”
もともと、党内右派の人気が高い高市氏。彼らの間では以前から「次の選挙の顔は彼女しかない」との声が上がっているが、今回は「特殊事情」も背景にある。
「『参政党対策』ですよ。参院選では、古くからの自民支持層が参政党に流れた。高市さんが顔になれば、そうした支持層を取り戻せると踏んでいるようです」(前出の官邸事情通)
もう一人、「ポスト石破」に浮上しているのが茂木敏充前幹事長だ。こちらは、党勢好調の国民民主党対策とみられている。
「茂木さんは国民民主の玉木代表と良好な関係を築いています。岸田政権時の2022年、ガソリン税を一時的に引き下げる『トリガー条項』の凍結解除に総理が言及したことを受け、国民民主は予算案に賛成。当時の協議で、玉木さんと直接向き合ったのが幹事長だった茂木さんです。今年2月には双方のユーチューブ番組にコラボ出演。玉木さんは『党派を超えて非常に尊敬できる政治家のひとり』と持ち上げていました。衆参ともに少数与党下で、今後は国民民主との連立枠拡大も視野に入ってくる。茂木さんは自信家だけに、『うまく回せるのはオレだけ』と思っていても不思議ではない」(自民関係者)
しかし、タカ派の高市氏やパワハラ気質の茂木氏に国のかじ取りを任せられるわけがない。自民の人材払底、断末魔が聞こえてくる。ある自民中堅議員が言う。
「中堅・若手は署名集めに奔走し、有力議員は政局を展開していますが、そんなことをやっていたら『また内輪揉めか』と国民に見放されますよ。特に、今年は戦後80年の重要な節目。政争にかまけるなんて、あまりに不謹慎でしょう。もっと落ち着くべきです」
いつまで経っても自民の体質は変わらない。
◇ ◇ ◇
2人の名前があがる一方で、メガネの前総理も再登板にヤル気満々なんだとか…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。