自民党総裁選は矛盾だらけ…この異様な株価で誰が儲けているのか
海外マネーと個人投資家がバブル加速

総裁選における不毛な論戦を見ていると、この国のお先は真っ暗に見えるが、急騰を続ける異様な株価。右派の候補者たちは外国人への規制を並べ立てるが、外国人天国の円安是正には踏み込まない。結果、物価高は天井知らずの庶民愚弄。
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およそ3カ月にわたる政治空白の末、ようやく「ポスト石破」が決まった。フルスペック方式で実施された自民党総裁選は4日の午後、投開票。国会議員票295票と党員・党友による地方票295票の計590票を取り合う1回目投票では誰も過半数を奪えず、1位の高市と2位進次郎の決選投票にもつれ込んだ。
決戦投票では国会議員票295票と地方票47票の計342票を争い、高市が185票(国会議員票149/都道府県票36)、進次郎が156票(同145/同11)で、高市が新総裁に選出された。女性の自民党総裁は初めてだ。
臨時国会は15日召集で調整中。自公与党は衆参両院で過半数割れしているが、野党は相変わらずバラバラ。初日に行われる首相指名選挙で新首相が選出され、同日中に新内閣が発足する見通しだ。しかし、この国のリーダーが代わったところで、何が変わるのか。
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