高市早苗氏の“馬車馬”発言はガチだった? 総裁選公約に労働規制緩和を掲げ「働かせ放題」画策

公開日: 更新日:

残業地獄へまっしぐら

 使用者側の主張は、高市氏の訴える緩和とほぼ同じ。〈労働者の健康確保〉を前提にしつつ、より働きたい、より稼ぎたいといった労働者のニーズもあるとして、〈シンプルで分かりやすく柔軟な労働時間法制を検討することが必要〉と訴えている。日本労働弁護団幹事長の佐々木亮弁護士が言う。

「労働者の健康への配慮は当然として、規制緩和や撤廃の方向に進む懸念が拭えません。労政審では労使同意を前提として、労働基準法の運用見直しが議論されており、使用者側からすれば規制の適用除外を進めたい。高市さんも使用者側の思惑を分かった上で、わざわざ『ワークライフバランスを捨てる』と発言したのではないか。経営者の方を中心に高市さんの発言に賛同する人もいますが、『自分はこれだけ頑張った』との主張は、長時間労働でも大丈夫だったという生存者バイアスに過ぎません」

 高市新政権になれば、危険な「働かせ改革」で残業地獄へ一直線。高市氏は「未来への不安をなんとか希望と夢に変えていきたい」と意気込むが、いや、絶望しかない。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権には早くも不穏な雰囲気が漂う。【もっと読む】【さらに読む】で詳報している。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  2. 2

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  3. 3

    【スクープ第7弾!】衆院選中の違法な「広告動画」疑惑 日本維新の会6議員にも発覚

  4. 4

    裏金、旧統一教会、違法動画疑惑がズラリ…第2次高市改造内閣“激ヤバ”23人リスト

  5. 5

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」

  1. 6

    自民議員に副大臣&政務官ポスト回避続出の意外な理由…政治資金パーティーに固執するがめつさと無反省

  2. 7

    やはり名ばかりだったOTC類似薬保険除外の「配慮措置」…低所得者1770万人、患者の95%が排除される

  3. 8

    下品な「カネをくれてやるセレモニー」 予算編成権を武器に自民の“集票マシン”を取り込んだ

  4. 9

    シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(40)陸軍のMは商社を回り、威圧をかけて歩いた

  5. 10

    《在日特権を許さない市民の会》との蜜月へのツッコミで表情をこわばらせた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から