首相補佐官に就く遠藤敬氏に世間は「Who?」…維新の国対委員長が連立政権「キーマン」のワケ
自民党内で維新とのパイプ役といえば、筆頭に挙がるのは菅義偉元首相だった。高市執行部は維新はおろか、野党との接点もほとんどないといわれている。そんな中で、高市総裁にとって唯一、頼れるのが遠藤氏なのだ。朝日新聞によれば、公明が連立離脱を決めた翌11日、高市氏が遠藤氏の携帯電話を鳴らし、「協力してほしい」と頼んだという。
ただ異例なのは、遠藤氏が国対委員長を辞めて首相補佐官になるのではなく、兼務する方向だということ。
「行政府と立法府の役職兼務は三権分立の観点から考えるとおかしい。国対委員長が非公式な党の役職であり、国会の正規の委員長職ではないので問題ないという判断なのだろうが、本来ならあり得ない人事。何でもアリの場当たり政権を象徴しています。野党側とパイプのない高市執行部に代わって、遠藤さんが『与党国対』として自民と一体化して働くことになるのではないか」(永田町関係者)
つまり、自維連立の成否は遠藤氏ひとりの肩にかかっているということ?
高市政権、大丈夫か。
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