国民民主・玉木代表が「パワハラ問題」も7カ月放置の優柔不断…だから遠のく総理の座
確たる軸はないのか。
国民民主党の玉木代表が19日、SNSに〈協力はします。約束を守る政権なら〉と投稿。自民党の高市総裁が掲げる経済政策について〈私たちの考えに近いのも確か〉と評し、協力に前向きな考えを示した。日本維新の会が連立入りの「絶対条件」に掲げた「議員定数の削減」についても、18日に〈自民、維新が本気でまとめるなら我が党は賛成します〉と記していた。
玉木代表は、連立協議を始めた維新に「自民とやるなら最初から言ってよ」と激怒していたのに、結局、自民にも維新にも“いい顔”を見せるわけだ。
この間、野党第1党の立憲民主党が首相指名選挙で「玉木」と書く姿勢を示し、総裁選出直後の高市とは極秘会議で秋波を送られた。玉木代表が覚悟を決めれば、念願の総理の座も近づいたはずなのに、かなわなかった理由はひとえに「玉木さんの決断力のなさ」(野党関係者)につきる。
意志の弱さは、今年3月に発覚した千葉県連のパワハラ問題への対応にも表れている。
パワハラの疑いをかけられているのは、昨秋の衆院選で千葉5区から出馬し、比例復活した岡野純子議員と男性県議。被害を訴えた工藤由紀子・浦安市議が離党すると、他に県内の県・市議3人が同調する形で党を離れた。