“新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速
とはいえ、物価高で消費者の生活は苦しい。農水省によると、先月26日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、5キロあたり4208円(税込み)だった。4000円台は8週連続で、依然として5月中旬の最高値4285円に迫る水準だ。
その結果、コメ増産で価格が下がることを望む消費者側と、米価下落を恐れる生産者側の分断が加速している。
■「セーフティーネット構築が先」
自民党が長年行ってきたコメ政策の是非も問われている。
「確かに、コメ需要は急激に増えるわけではなく、米価暴落のリスクは無視できない。しかし、減反政策のような生産量の調整で、生産者を取り巻く状況は良くなったのか。意欲はそがれ、高齢化も深刻だ。それに、もとはといえば今回の『コメ騒動』は、国が需給予測を見誤ったことが原因。最近はインバウンドの増加や異常気象で、正確な需給予測が難しい。コメの安定供給のためにも、増産したうえで生産者のセーフティーネットを構築する方が先ではないか」(農水委員会所属の野党議員)


















