愚策の極み「おこめ券」配布しない自治体が続出…使用期限付き「臨時券」案まで飛び出す泥縄ぶり
既存のおこめ券には使用期限はない。しかし、政府の経済対策となる今回は、早期の使用を促すため数カ月程度の期限を設ける方向で検討されている。きのうの日本テレビによれば、「臨時券として、来年9月までとする使用期限や『転売禁止』『重点支援地方交付金』などの文言が記されたものを新たに発行する方向」。期限までに使用されなかった分は、「自治体から国に返納させる方針」だという。
「うちの自治体はまだ検討中ですが、経費に期限、さらに返納では、使い勝手が悪すぎる」(関東地方の自治体関係者)
■鈴木農相のメンツを潰さないため
政府がそこまで「おこめ券」にこだわる理由について、きのうのTBS番組で政治ジャーナリストの田崎史郎氏が次のような解説をしていた。
「鈴木農相が就任会見で『おこめ券』に言及。驚いた農水省が新大臣のメンツを潰さない方法として重点支援地方交付金に含めることを官邸に提案。コメ高騰対策を模索していた官邸がこれに乗り、木原官房長官と鈴木農相が会談して合意した」


















