【移民反対】外国人排除のために日本政府を解体? デモの開催頻度が激増
10月には国会議事堂前で、政府の「移民政策」などに抗議する「日本政府解体・全省庁解体デモ」も開催された。デモを見たウオッチャーの一人がつぶやいた。
「政府や省庁を解体してしまったら、外国人の入国管理もできなくなる。それでいいのか……」
デモ隊に向けて「バカ」というプラカードを掲げ抗議する男性が現れた。警察官が排除すると、デモ隊から拍手と歓声があがった。
「警察の皆さんありがとう!」
政府と全省庁を解体したら、警察も機能しなくなるのでは?
■ヘイトスピーチ活動家らも便乗
一連のデモには、昨年末から今年にかけて陰謀論者たちの間で盛り上がった「財務省解体デモ」の参加者の姿もあった。「移民政策」への抗議なのに、反ワクチンのプラカードを掲げたり、反LGBTのスピーチも展開された。
こうした「移民反対ブーム」に、日本第一党など、昔ながらのヘイトスピーチ活動家らも便乗。デモの大半は10人から100人程度の規模だが、開催頻度は激増した。北海道から九州まで、反JICA以降に開催されたデモ行進や街宣は70件を超える。年末年始にも、困窮者向けの炊き出しの場で、類似のスピーチをもくろんでいるとおぼしき動きまである。 =文中敬称略(つづく)




















