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藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」「陰謀論と排外主義~分断社会を読み解く7つの視点~」などの共著も多数。

【移民反対】外国人排除のために日本政府を解体? デモの開催頻度が激増

公開日: 更新日:

 10月には国会議事堂前で、政府の「移民政策」などに抗議する「日本政府解体・全省庁解体デモ」も開催された。デモを見たウオッチャーの一人がつぶやいた。

「政府や省庁を解体してしまったら、外国人の入国管理もできなくなる。それでいいのか……」

 デモ隊に向けて「バカ」というプラカードを掲げ抗議する男性が現れた。警察官が排除すると、デモ隊から拍手と歓声があがった。

「警察の皆さんありがとう!」

 政府と全省庁を解体したら、警察も機能しなくなるのでは?

■ヘイトスピーチ活動家らも便乗

 一連のデモには、昨年末から今年にかけて陰謀論者たちの間で盛り上がった「財務省解体デモ」の参加者の姿もあった。「移民政策」への抗議なのに、反ワクチンのプラカードを掲げたり、反LGBTのスピーチも展開された。

 こうした「移民反対ブーム」に、日本第一党など、昔ながらのヘイトスピーチ活動家らも便乗。デモの大半は10人から100人程度の規模だが、開催頻度は激増した。北海道から九州まで、反JICA以降に開催されたデモ行進や街宣は70件を超える。年末年始にも、困窮者向けの炊き出しの場で、類似のスピーチをもくろんでいるとおぼしき動きまである。 =文中敬称略(つづく)

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