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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

イラン戦争に“宗教色”の危うさ…ホワイトハウスで祈祷、米軍指揮官が聖書を引用

公開日: 更新日:

トランプ政権の設計図の中核であり象徴

 信仰局は全宗教を対象に「宗教の自由」を掲げるが、福音派の存在感が極めて強い。そのため、キリスト教保守が国家判断に宗教的な正当性を与えているとの批判もある。

 またこの少し前には、一部の米軍指揮官が聖書を引用し「この戦争は神の計画の一部」「大統領はキリストに選ばれた」などと発言したとの苦情が出た。宗教的中立が原則の軍内で、指揮系統への宗教介入として問題になっている。戦争に宗教が持ち込まれると、相手は「神に反する敵」とみなされやすくなり、軍事判断が道徳的に絶対化される危うさがある。

 こうした空気は偶然ではない。トランプ政権の設計図「プロジェクト2025」は、宗教表現の自由を強調しながら、キリスト教が最も強く見える構造を後押ししている。その中核であり象徴がポーラ・ホワイトだ。

 彼女は旧統一教会系団体UPFのイベントに参加し、韓鶴子総裁を称賛したことでも知られる。トランプ氏自身もUPF関連イベントでビデオメッセージを送ったことがある。

 アメリカではもともと保守政治と宗教の距離が近いため、日本ほど政治問題にはなりにくい。それどころか旧統一教会にとっては、宗教右派の制度化が進むアメリカは、今後さらに重要な政治空間になるという指摘もある。

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