川端康成は見抜いていた? この世から「ロマンス詐欺」はなくならない

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「眠れる──」が書かれたのは1960年代初め、主人公の江口老人は67歳。半世紀以上前だから、今でいえば私のような後期高齢者だろう。

 この“願望”を実現したいが、どうしたらいいのだろう? マッチングアプリで「私と添い寝をしてくれる若い女性求む」と投稿すればいいのか? だが、そういう“奇特な女性”が現れてホテルへ入った途端、相棒の男に恐喝される「美人局」が怖いな~。

 私は、こんな「白日夢」を妄想しながら、日がな惰眠を貪っている。

 最近、ロマンス詐欺という言葉をよく聞く。2000年代初めから、外国ではネットを使った恋愛詐欺が頻発し、「Romance Scam」といった。その直訳。

 香川大学名誉教授で法学者の高倉良一(71)が、フェイスブックで知り合った「愛子」なる女性にだまされ、925万円も失った経緯を書いた本が売れている。出版元は元講談社で私と同期・古屋信吾の「さくら舎」。ご同慶の至りである。

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