著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(12)松岡外相人事こそが宣戦布告通知遅れの間接的原因

公開日: 更新日:
松岡洋右外務大臣(C)共同通信社

 野村吉三郎海軍大将が、駐米大使に起用されたのは、昭和15(1940)年11月のことであった。もともとは海軍の法規畑に詳しい軍人と自負していたのだが、昭和14年8月に誕生した阿部信行陸軍大将の首相時代に3カ月近く、外相を務めたことがあった。日中戦争が次第に泥沼に入る頃で、野村を海… 

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