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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ノーベル賞か人類滅亡リスクか…トランプ大統領が一蹴「AI規制」が米中間選挙の争点に

公開日: 更新日:

 これを受けて民主党を中心に、規制強化を求める声が急速に高まり、超党派の法案提出の準備も始まっている。

 しかし、それに立ちはだかる可能性があるのがトランプ大統領だ。

 トランプ氏は、リスクはデマと一蹴し、中国とのAI競争を理由に規制強化に強く反発。さらに「統制に唯一必要なのは、高い知能指数を持つ自分のような大統領」とまで主張している。

 一方、中国も制御不能なリスクとしてAIを警戒しており、米中は公式協議の準備に入っているという報道もある。アルトマンCEOは、もし規制に合意できれば、トランプ氏と習近平氏はノーベル賞ものと語っているほどだ。AI競争は核軍拡競争にも似た安全保障問題へと、急激に変貌しつつある。

 ただし、中間選挙前の限られた議会日程の中では、規制法案成立へのハードルは高い。共和党議員は今トランプ氏に歯向かうのは難しい。対する民主党は、AI規制を中間選挙の争点として攻勢を強めている。

 目先の選挙戦や政治闘争に追われている間に、AIが人間の制御を離れる。そんな最悪のシナリオを、もはや荒唐無稽と笑い飛ばせない段階に来ている。

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