スーパーカー使った30代セレブ詐欺夫婦が再逮捕…妻自ら「当たり屋」になり喫茶店で猿芝居のセコい犯行手口

公開日: 更新日:

 自ら「当たり屋」になったエセセレブ妻は、見ず知らずの男性に因縁をつけ、不正に入手したクレジットカードで購入した商品を転売していた。

 無断で他人名義のクレカを作り、スマホなどを購入したとして、警視庁犯罪収益対策課は24日、職業不詳の斎藤貴聡(32)と妻の智華(33)両容疑者を詐欺の疑いで再逮捕した。

 3月13日、智華容疑者は東京都中央区のコーヒーチェーン店で面識のない30代の男性客とすれ違いざま、「イッタァー、体がぶつかった」と大声を上げ、言いがかりをつけた。すると店内にいた貴聡容疑者がすかさず「男に絡まれている」と110番。智華容疑者は駆け付けた警察官に対し、「警察沙汰にはしたくない」と伝え、追い返した。警察官がいなくなると、智華容疑者は男性に「被害届を出すつもりはないが、話し合いのためにお互いの連絡先を交換したい」と提案。運転免許証を提示させ、スマホでパシャリと撮影した。

「夫婦はクレカを郵送で受け取るためにアパートを借り、男性の免許証番号と本人たちのアパートの住所を使って偽造免許証を作成。男性名義で銀行口座を開設し、オンライン審査で本人確認をパスしてカード会社と契約を結んでいた」(捜査事情通)

 今年6月、不正に得たクレカを使い、都内の家電量販店でアイフォーン1台(約19万円)を購入して、転売益を得ていた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」