元巨人監督の原辰徳氏が18日開幕の日本シニアOPに出場! 球界屈指の腕前で予選通過できるのか
国内シニアのナショナルオープンが18日に開幕する。今年の会場は神奈川県の相模原GC東C。過去に3度「日本オープン」を開催している、今年で開場70年を迎える名門コースだ。
50歳以上のゴルファーが日本一の称号をかけて戦う大会の目玉は、プロではなくアマチュアである。当コースのメンバーで2004年にクラブチャンピオンに輝き、主催(日本ゴルフ協会)の特別承認を受けて出場する原辰徳元巨人監督だ。
原氏のゴルフ好きとその上手さは有名でベストスコアは66。かつて、「夢は全米シニアオープンでグレグ・ノーマンに勝つこと」と語ったこともあるが、「何をバカな事を言ってるのか」と笑う者がいないほどの腕がある。
コースの隅々まで知っている「我が家」が舞台なら、上位フィニッシュを期待する声もあるが、「予選通過も厳しいでしょう」と、あるプロがこういう。
「原さんの今のドライバー飛距離は280ヤードぐらいと聞いた。手を加えていないホームコースならアンダーで回るほどの腕だろうが、シニアオープンはラフが長い。レギュラーツアーで何度も勝ったことがあるプロでも四苦八苦する。例えば、深いラフからグリーンオンは諦めて、花道手前のフェアウエーでいいと思っても、そこまで飛んでくれないからね。プロでも、たまにしかプレーしないアマチュアみたいにラフからラフへという事も珍しくない。グリーン周りからのアプローチも簡単にピンに寄らない。いつもと異なるサンドウエッジの使い方を要求される。昨年大会の千葉カン(千葉C川間C)のラフもすごかったでしょ。確か予選通過は4オーバーまで。トップアマチュアが10人ぐらい出場して1人も決勝へ進めなかった。もしも原さんが予選を通ったら、それはとんでもないことですよ」
予選ラウンドの原は伊澤利光、プラヤド・マークセン(タイ)と同組になった。大会は初日からNHKーBSで放送される。おそらく原氏のプレーも見られるはずだ。


















