薬の値段が安くなる「バイオシミラー」って何だ?

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 がんの多くは効果の高い新薬の登場で治療成績が向上している。しかし新薬は値段が高く、負担が増えるのが治療費。知っておきたいのが「バイオシミラー」だ。

 がんに限らず、治療費が高額になる場合、日本では「高額療養費制度」が適用となる。その月の1日から末日までにかかった治療費がある一定の金額(自己負担上限額)を超えると、超えた分が払い戻される制度だ。

 しかし、言い換えると自己負担上限額を少しでも下回れば、高額療養費は適用されない。女性のがんトップの乳がんを例に出して言うのは、がん薬物療法専門医で、バイオシミラー啓発・普及に取り組む愛知県がんセンター乳腺科部の原文堅部長だ。

「乳がんでは治療費が自己負担限度額をやや下回るケースが少なからずあり、それが続くと家計の負担が増します。がんの治療は薬物の発展が大きく影響しており、同様のことがほかのがんにも当てはまります。薬剤費をいかに抑えるかが重要。この一つの解決策になるのが、バイオシミラーです」(原部長=以下同)

 バイオシミラーとは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)のようなものだ。先発医薬品の特許が切れた後に、同等・同質の効果と安全性を国が承認した薬になる。

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