「ダルより上」と専門家もタメ息…マー君流出で迎える日本球界の正念場

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 八回表に伏兵の寺内にソロ本塁打を浴び、結果的に貴重な追加点になったとはいえ、9回3安打12奪三振1失点の田中には2点で十分な援護だった。

楽天は初戦に負け、マー君も日本シリーズは初登板。シーズンの24勝無敗が逆に大きなプレッシャーになってもおかしくなかった。それをはねのけ、チームの連敗危機を救って、自身も完投勝利を挙げたのに、試合後は笑顔がなかった。寺内に浴びた一発がよほど腹に据えかねたのでしょう。勝つのは当たり前で、それに内容が伴わなければ納得できない。ひとり、見ている景色が違う。ボールの質、制球力を含めて、ダルビッシュの上を行っています」(橋本氏)

 その田中は今オフ、ポスティング制度でのメジャー移籍が確実となっている。開幕から24勝無敗の大記録を達成するなど、ファンを最も沸かせる田中がアメリカに行けば、日本球界にスッポリと大きな穴があくのは必至だ。

「田中がメジャーでどれだけやれるのか、楽しみはあります。ただ、日本球界の宝物をメジャーに取られてしまうのは、悔しいですね……」

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