拾う神はあるのか? 井端が獲得チームにもたらす「一石三鳥」

公開日: 更新日:

「自由契約となった今、個人でリハビリに取り組まないといけないが、術後の経過は至って良好と聞く。来季は、二塁でも遊撃でも1年間通してプレーできるはずです」

 某球団のスコアラーは、こんな見方をする。

「球界屈指の野球頭脳を持つ井端を獲得すれば、他選手の得るものが大きいだけでなく、中日各選手の長所短所も把握しているから中日対策にも役立つ。ライバル球団はそれだけでも井端を獲得する価値がある」

 セの各球団は落合GMと谷繁新監督が就任した中日を警戒している。特に巨人は、落合監督時代に死闘を繰り広げたトラウマ、アレルギーがある。日本シリーズ期間中には、落合GMをはじめ、森ヘッド、達川バッテリーコーチが解説者の仕事として球場を訪れ、巨人の“偵察”を着々と進めている。巨人が井端を取れば二塁の穴埋めにもなる。

 井端が10日の合同トライアウトに参加するかは未定も、拾う神が現れるのは間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー