偶然じゃない…九州場所 2大関休場の“真犯人”

公開日: 更新日:

 琴奨菊に続いて琴欧洲も休場と、2大関がケガで離脱した九州場所。いずれも土俵下に転落した時のアクシデントだが、力士たちの間では「あれは偶然なんかじゃない」という声が出ている。

 ある相撲協会の関係者が言う。
「もともと九州場所の土俵は、土に粘り気がないので、すぐに乾くうえに崩れやすい。しかも九州場所は寒い時季なので暖房をガンガンかけるから、館内は余計に乾燥する。それに今年は、例年以上に滑る。ある力士は『まるでフローリングの床みたい』と話していた」

 相手を押し出したら自分も滑って転んだ、なんて取組も何番かあった。踏ん張りが利かないとあれば、予期せぬ体勢で土俵下に落ちることもある。大胸筋断裂の琴奨菊、左肩脱臼の琴欧洲は土俵から転落した時のケガだ。他の力士だって明日は我が身。動きが硬くなったり、「無理せず流しておくか」という者が出てきてもおかしくない。

 客の入りが悪い九州場所。そのうえケガ人まで続出では、"魔の九州場所"なんて、ありがたくない称号もつきそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到