偶然じゃない…九州場所 2大関休場の“真犯人”

公開日: 更新日:

 琴奨菊に続いて琴欧洲も休場と、2大関がケガで離脱した九州場所。いずれも土俵下に転落した時のアクシデントだが、力士たちの間では「あれは偶然なんかじゃない」という声が出ている。

 ある相撲協会の関係者が言う。
「もともと九州場所の土俵は、土に粘り気がないので、すぐに乾くうえに崩れやすい。しかも九州場所は寒い時季なので暖房をガンガンかけるから、館内は余計に乾燥する。それに今年は、例年以上に滑る。ある力士は『まるでフローリングの床みたい』と話していた」

 相手を押し出したら自分も滑って転んだ、なんて取組も何番かあった。踏ん張りが利かないとあれば、予期せぬ体勢で土俵下に落ちることもある。大胸筋断裂の琴奨菊、左肩脱臼の琴欧洲は土俵から転落した時のケガだ。他の力士だって明日は我が身。動きが硬くなったり、「無理せず流しておくか」という者が出てきてもおかしくない。

 客の入りが悪い九州場所。そのうえケガ人まで続出では、"魔の九州場所"なんて、ありがたくない称号もつきそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒