広島は頭が痛い 「大竹バブル」で加速するマエケンのメジャー行き

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 こうなると、黙っていないのが広島のエース・前田健太(25)だ。今季15勝で、4年連続2ケタ勝利もマークしている。大竹の実績を圧倒しているうえ、大きな故障歴もない。にもかかわらず、今季年俸は2億1000万円で、巨人・内海(4億円)、中日・吉見(2億9000万円)ら他球団のエース級投手に比べても格安である。実際、前田は昨オフの年俸交渉で球団と金銭面で折り合わず、揉めた経緯がある。今オフも広島は年3億円程度しか提示しないようで、交渉難航は確実。国内FA権取得まで、まだ2年以上ある前田は楽天・田中同様、球団側にメジャー移籍を訴えるとみられている。

「広島の球団幹部も正直、大竹の去就より大竹の予想外の人気によるマエケンへの影響を恐れている。これ以上年俸が上がれば、球団経営にも支障をきたす。仮に本人が『メジャーに行きたい』と言えば、引き留められない。マエケン本人もその辺を理解していますから、今オフには海外挑戦を口にするはず」(前出の関係者)

「大竹バブル」は間違いなくマエケンの心を揺り動かしている。

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