巨人ドラ2和田恋を陰で支えた 母の「二重生活6年間」

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「主人は男の子だったら野球をやらせようと言っていて、私も巨人原辰徳監督が選手の頃から大ファンだったので、プロ野球は見ていました。4歳年上のお兄ちゃんが野球をやっていたこともあって、恋も自然に始めました」(奈津子さん)

 小1で嶺北ジュニアに入団。小2の秋には最上級生のチームで二塁手のレギュラーになった。

「仕事から帰った主人が近所の公園に2人を連れ出してよくノックをしていました。お兄ちゃんは高学年だから強め。恋は簡単な打球ですけど、その成果か、小2の時はまだちびっ子なのに、普通にゴロをさばいて一塁に送球していました。今考えるとスゴいもんです(笑い)。お兄ちゃんのマネをしてずっと練習していたからでしょうね。今でもそう。今持っている携帯電話だって『兄貴と同じ機種にしよう』と言って全く同じ物を使っています」

 そう言って笑う奈津子さんは高知市内のマンションで和田と2人暮らしをしている。
「地元の中学にソフトボール部しかなかったので、高知中学で野球をやらせようとなったんです。でも、高知中は土佐町からだと1時間近くかかってしまう。土佐町の自宅を建て直すためにいくらか貯金していたので、それなら高知市内にマンションを買おうと(笑い)。涼と恋が中高の6年間はここから通いました。このマンションを売却するかは考え中です」

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