「24勝は誰でもできる」マー君を“口撃”したダルの腹の中

公開日: 更新日:

 田中の評価が高騰しているのも、自分や岩隈(マリナーズ)、黒田(ヤンキース)が、今年もアメリカで実績を残したから、と強調したのだ。

■日ハム時代の登板拒否事件

 そもそもダルは、日本にいたときから田中を意識していた。
 ダルにとって日本球界最後のシーズンだった2年前のこと。2人は最後まで投手部門のタイトルを激しく争った。

 迎えた10月16日の対楽天戦。先発予定だった田中に対し、日ハムの梨田監督はスタメンから故障中の糸井と、田中に相性の良くない陽を外した。

 この時点で日ハムの2位は確定。首脳陣にとっては消化試合だったものの、ダルには大きな意味があった。日ハムが田中を攻略して、ダルが18日の最終戦で完封でもすれば、勝ち星と防御率のタイトルは田中を逆転して手に入るところだった。

 ダルはしかし、飛車角落ちのスタメンを見た瞬間、切れた。ブルペンでの調整をやめ、首脳陣に最終戦には登板しないと伝えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…