巨人は大盤振る舞い 菅野の「査定」は何がプラス材料だったのか

公開日: 更新日:

 20勝の上原を超える評価、査定は何だったのか。新人ながら開幕からローテーションを守り、13勝(6敗)はエースの内海と並ぶチームトップタイ。「貯金を7つつくったことを評価してもらった」とニッコリ。右のエースといえる働きぶりでリーグ優勝に貢献したことはもちろん、日本シリーズ第6戦で、今季無敗できていた楽天の絶対的エース田中に投げ勝ったことも「もちろん、そこも評価してもらった」と話した。

 ポストシーズンを含めて連敗が一度もなかった安定感で、首脳陣やナインのハートをガッチリ掴んだ。これもプラス査定となった。

■内海に肉薄の4万5173人

「来年からは軸として働いて欲しいと言われた。光栄なことだし、身が引き締まった」と言うように、エースとしての期待料込みの値段でもある。

 広島からFA宣言した大竹の加入が決まった際、川口投手総合コーチは「大竹が入って来年の先発ローテは今のところ5枚。でも、沢村はダメならリリーフという流れだし、杉内だってどうなるか分からない。内海と菅野が軸」とすでに明言している。菅野は「今の軸は内海さん。数字だけじゃなく、日頃の姿勢とか、お手本にされるような本当の軸になれるように頑張りたい」と新人とは思えないコメント。その内海からエースの座を奪えという額でもあるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは