夫人にDV騒動…バレンティンにのしかかる「3億円」慰謝料

公開日: 更新日:

 くしくも昨年、同郷の楽天ジョーンズが同じく妻への暴行容疑で逮捕。保釈金を払って釈放され、楽天入りには影響なかった。バレンティンも同様に、球団が解雇などの厳罰処分を下すことはなさそうだが、大変なのはむしろこれからだ。

 最大の難題は妻への慰謝料問題。昨年、週刊誌に日本人女性との愛人スキャンダルが報じられ、つい先日も、夫人と離婚に向けた話し合いが行われたばかりだった。日大名誉教授の板倉宏氏(刑法)はこう解説する。

「米国は夫が妻に暴力を振るうことを『ワイフビーター』と言って、厳しく取り締まる。今回の妻への行為は、バレンティンにとってかなり不利です。この一件が加わったことで、日本では考えられない高額な慰謝料が請求される事例もある。バレンティンは今年から3年間総額で約7億5000万円の契約を結んでいること、結婚生活が6年間と短くなく、小さい娘がいることなどを考慮すれば、3億円程度に膨らむ可能性がある」

 3億円といえば、7億5000万円の4割。年俸はあくまで額面のものだから、税金を引かれたら、ほとんど手元に残らないかもしれない。タイトルを取ったから給料も膨れ上がったものの、昨季年俸は8000万円だった。

 今季は昨季同様にバカスカ打って、少しでもインセンティブを稼ぐしかない。昨年最下位からの巻き返しを図るヤクルトにとっては、それはそれで頼りになるかもしれないが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち