スカウト憂き目…巨人“豪華先発陣”に逃げ出す目玉候補たち

公開日: 更新日:

「先発が足りないと思っている。今年は先発陣を中5日で回す可能性が高い」
 巨人の川口和久投手総合コーチ(54)が、去る16日のスタッフ会議後にこう明言した。

「どこが足りないんだ!あふれ返ってるじゃないか!」と他球団はやっかむものの、当事者はとにかく不安らしく、先発ローテを5人で回すというのだ。となると、内海、菅野、大竹、杉内、韓国球界で最多勝を獲得した新外国人のセドンでほぼ決まり。さるチーム関係者によると、先発5人制は「沢村の中継ぎありき」とこう続ける。

「昨季の後半戦で中継ぎに転向した沢村は首脳陣に、先発よりリリーフに適性があると判断されている。ただ、本人が先発に強くこだわっていることもあって、原監督が『先発で競争』としているだけ。先発が5枚なら、誰かが故障でもしない限り、沢村は厳しい。頑固な沢村を納得させた上で中継ぎに配置するための川口コーチ案ともっぱらなんです」

 昨季の開幕投手の宮国はキャンプ二軍スタートが決定。有望株の19歳左腕の今村ら、若手にとっては夢も希望もないキャンプになりそうだ。そんなブ厚い巨大戦力は、今秋のドラフト戦線にも影を落としている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  5. 5

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 9

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督