スカウト憂き目…巨人“豪華先発陣”に逃げ出す目玉候補たち

公開日: 更新日:

 巨人は先週17日にスカウト会議を行い、「投手1位」を確認。1位候補を10人前後に絞り込んだ。高校生で唯一リスト入りした昨春のセンバツ準優勝投手で、最速157キロ右腕の済美・安楽、早大・有原、明大・山崎、法大・石田らの即戦力投手が名を連ねる中、名門、強豪校で「巨人離れ」が進んでいるという話もある。さる球界関係者がこう言う。

「これでもかと補強した巨人では、特に内野手と投手はこれから何年かはほぼノーチャンスでしょう。強豪校の監督の間で『条件、環境が良くても、二軍で寝かされるのなら、巨人以外で』という声が広がっているんです。高校生の目玉候補の安楽は、阪神が密着マークを続けていて相思相愛ともウワサされている。有望選手からも『巨人じゃボクは出られませんよ』という声をよく聞くようになった。人気球団なのに、アマ球界から敬遠されつつあるんです」

 昨年日本一を逃したことで、巨人はオフに大補強を敢行。盤石の戦力が整い、リーグV3は堅いとみられている。川口コーチが「投手がいない」なんて訴えたところで、誰もが「ダブついている」と見ている。

 安楽らドラフト有望候補が巨人から慌てて逃げ出しそうな緊急事態。それほど今年の巨人には戦力が集中しているということなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  3. 3

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 4

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  4. 9

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 10

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北