通訳なしで孤軍奮闘…川崎宗「日本よりメジャー」の心意気

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 このオフ、FAになった川崎宗則(32)のもとには、日本の複数のプロ球団からオファーがあったという。

 年俸はおそらく1億円以上。少なくともメジャーに昇格できるかどうか分からない米国に比べれば、生活も収入も安定していた。しかし、川崎が選んだのはブルージェイズとのマイナー契約だった。

 渡米当初は「イチローの追っ掛け」などと揶揄(やゆ)され、イチローがヤンキースに移籍して以降は日本球界復帰が確実視されていた。が、より高いレベルで勝負したいという気持ちは本物だった。

■連携プレーにはスペイン語も

 通訳はいない。英和辞書片手に日々、奮闘。最近はスペイン語も少し覚えた。ドミニカ共和国出身選手との連係プレーでは、「ヨ・ラ・テンゴ(オレに任せろ)」と大声で叫んだ。

 キャンプ終盤に伸びていた髪を切った。バリカンで自ら丸刈りにしてすっきりした。

 この日(現地時間28日)のパイレーツ戦には「2番・遊撃」でスタメン出場、2打数2安打1四球1盗塁と気を吐いた。

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