専門筋はこう見る 日本の有力選手が五輪本番に弱い理由

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「五輪の舞台には『魔物がすむ』といわれている。魔物を生むのは自分の心。4年に1度の大会はそれだけ特別なものなのです。浅田さんは2度目の出場でしたが、異常な雰囲気にのまれ、SPの最初のジャンプで失敗し心も体も制御不能になった。金メダルへの強い思いが緊張感を増幅させたのでしょう。だからメダルの可能性が消えると重圧から解放され、最高の演技をした」

 高梨はどうか。
 本人は「からだが固まってしまった。やはり(五輪は)何かが違うと感じた」と漏らしていた。どんな心理状態だったのか。

「17歳の彼女は怖いものなしで初の五輪に出た。選手にとって一番の重圧は『勝って当たり前』といわれること。注目度が他の大会とはまるで違う五輪で、そのプレッシャーを初めて経験したのでしょう」(前出の児玉氏)

 日本選手は、五輪前の国際大会は何度も表彰台に上がるのに、「本番になるとふるわない」といわれてきた。ソチでメダルなしに終わった高梨などはその典型だ。

 旧ユーゴのナショナルスキーチームのコーチだった平山昌弘氏は、有力な日本人が五輪でコケる理由についてこう語る。

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