浅田真央「やめたくてもやめられない」これだけの“しがらみ”

公開日: 更新日:

 ソチ五輪を終え帰国したフィギュアスケート女子の浅田真央(23)。25日、都内の外国特派員協会で記者会見を行い、注目される去就については、「まだ試合がひとつ(世界選手権)残っている。その後には(アイス)ショーがある。全国の皆さんに感謝の滑りを見ていただいてから、そこで考えたい」と語り、「来年以降も選手を続ける可能性は何%か?」という問いには、「今のところハーフ、ハーフぐらいですかね」と答えたのはご存じの通り。

 会見で「(フリーでは)自分の目標とした演技が出来た。今まで以上に充実した試合だった」と満足な表情を見せたものの、自宅では持病の腰痛で歩行が困難になることもあるという。昨年から「ソチ五輪を競技人生の集大成にしたい」と言い続けてきただけに、今シーズンを最後に現役を退く可能性は十分にある。

■美姫と2人で9億円

 しかし、ここで真央にやめられては困る連中が複数いる。まずは、真央人気で“金庫”が潤う日本スケート連盟だ。

 高額なフィギュアのチケットが飛ぶように売れるのは、真央や安藤美姫(26)の人気によるところが大きい。昨年末の全日本選手権は、真央の「国内における現役最後の舞台」とばかりに、大会史上初めて観衆2万人規模のさいたまスーパーアリーナで開催。チケットは完売した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…