また完封負け 阪神に必要な不可解助っ人ゴメスへの荒療治

公開日: 更新日:

 またもゼロ行進だ。
 阪神は5日のソフトバンク戦で2試合連続の完封負けを喫した。この日もほぼベストメンバーで臨んだというのにたったの2安打だ。一線級の投手が相手になると途端にバットが湿るのは昨季と同じ。今季も得点力不足に苦しむのは必至だ。

 ここで存在がクローズアップされるのが、いまだ実戦出場はゼロで、不可解な行動ばかり目立つ新助っ人のゴメス(29)だ。貧打解消の切り札として獲得した「開幕4番候補」だが、夫人の出産等でキャンプ合流が遅れると、出場予定だったシート打撃、練習試合を立て続けにドタキャン。その後は「足が張った」とか「右ひざが痛い」などと言って、実戦に出ない。和田監督も「そこらへんには出てこないと」と、15日のDeNA戦(横浜)からの復帰を、開幕4番起用のリミットに設定した。

 光明はちょっと見えてきた。この日、右ひざの検査を行い、異常なしと判明。15日からの試合出場が現実味を帯びてきた。少ない実戦経験で開幕を迎えるため、バカスカ打つ保証はない。それでもファンからすれば、この2試合の貧打ぶりを見せられたらもう、「ゴメスに頼るしかない」とさえ思えてくるんじゃないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  5. 5

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  1. 6

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 7

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  3. 8

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます