開幕争い脱落が奏功…巨人・杉内「静かに目立たず」万全調整

公開日: 更新日:

 巨人杉内俊哉(33)が上々の仕上がりを見せている。
 5日の日本ハム戦でオープン戦初登板。4回4安打1失点で「次は5回以上投げると思うので、しっかりゲームをつくりたい。開幕投手ももちろん可能性がある限りは狙いたい」と話した。

 今年は前向きな発言が多い。昨年の楽天との日本シリーズでは一人で2敗。“戦犯”になってしまったことで、オフからガンガン飛ばしてきた。移籍後初の開幕投手を「狙っていく」と公言。この日も「開幕」の言葉が出たが、キャンプ中に腰痛を発症し、ペースダウンした時点で内海、菅野らとの開幕投手争いから脱落したようだ。というより、原監督の中では「争いの輪」にハナから入っていなかったフシもある。

 ソフトバンクからFA入団し3年目。12勝(4敗)、11勝(6敗)と2ケタ勝ったとはいえ、昨季は後半に調子を落とし、首脳陣の信頼を失った。ソフトバンク時代に2度務めた開幕投手も原監督に「スルー」された格好だ。松井臨時コーチのゴジラフィーバーに沸いたキャンプでもほとんど話題にならなかった。実績十分の元FA左腕なのに、たった2年で相手にされなくなってしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が