4番村田も ダントツ優勝候補・巨人に故障者続出の緊急事態
巨人にまた故障者だ。18日の西武戦。一回1死一、二塁で重盗を仕掛けられ、ベースカバーに入った村田修一(33)が走者の熊代に左手人さし指をスパイクされ、負傷交代した。
村田は出血した指をテーピングでグルグル巻きにして病院へ直行。打率.400、オープン戦トップの3本塁打で、この日も4番だっただけに、「村田のケガはヤバイ」とチームに緊張が走った。
ぶっちぎりの優勝候補でオープン戦も好調な巨人だが、今年はなぜかケガ人が続出している。
キャンプイン早々、沢村、今村の先発ローテーション候補が肩痛で離脱したのを皮切りに、この日先発した大竹も「下半身の張り」で17日ぶりの登板。2回3分の1を無失点に抑えて開幕ローテは濃厚とはいえ、この時期に2イニングしか投げないのだから不安といえば不安だ。ほぼローテを決めている宮国はインフルエンザに感染し、合流したばかり。2月に肩を痛めた絶対的セットアッパーの山口も本調子には程遠い状態だ。
野手もしかり。亀井は右手人さし指を骨折し、寺内も肩痛で離脱中。主砲の阿部は2月後半に左ふくらはぎに打球を受けた影響から、ここまであまりマスクをかぶっていない。それどころか、この試合のように打席にも立たない試合がある。様子を見ながら、休み休み試合に出ている状態なのだ。