中堅はレギュラー不在 早くも聞こえる巨人の外野「補強候補」

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 巨人の内野手・藤村大介(24)が3試合連続で中堅で起用された。

 16日のソフトバンク戦で六回裏の守備から出場し、1打数1安打。打率.444と打撃は好調だ。本職の二塁に片岡と井端が加入したことで、ほとんど出番が見込めないため、ここのところはこのパターンが続いている。

 12日のロッテ戦で中堅手の橋本が2打席連続三振。怒った原監督が藤村に「センターいけるか?」とムチャ振り。練習もしていない“素人”をぶっつけ起用したところから話は始まっている。当初は橋本ら若手外野手への刺激策かと思われたが、どうやらそれだけではなかったようだ。藤村が中堅での「素人レギュラー」奪取も夢ではなくなってきた。

 巨人の外野は12球団で一番層が厚いとされてきた。それが、中堅のレギュラー候補だった松本哲、大田が脱落。橋本も決め手に欠けるため、まだレギュラーが固まらない。

 12日の“事件”以降、内野手の坂口や大累も外野でノックを受け始めるなど、巨人で唯一の「穴」になっている。二軍の有望株の辻や新人の和田といった内野手も、そのうちに外野の練習を始めるとささやかれる中、誰かが台頭するのを待つほど巨人は甘くなかった。

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