松坂が反面教師 ヤ軍「マー君開幕4番手起用」の真相

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 田中には160億円を投じているだけに、その起用に慎重を期すのは当然。チーム内外から依然、昨季の登板過多を危惧する声も聞こえるだけになおさらだ。

 ヤンキースが最も懸念しているのはレッドソックス時代の松坂のように成績が尻すぼみになることだという。

 レッドソックスは松坂を1年目からフル回転させた。開幕から中4日のローテーションで使い続けた。松坂は一度も登板を飛ばさずにシーズンを通じて働き、世界一にも貢献したとはいえ、翌年以降は毎年のように故障者リスト(DL)に入った。揚げ句、11年には肘にメスを入れて使いものにならなかった。ヤンキースは宿敵の失敗を反面教師にしたわけだ。

■立ち上がり3連続K

 その田中は四回から登板し、テンポ良く相手打者を追い込むと、最後は武器であるフォークでバットに空を切らせて3者連続三振に仕留めた。直球の最速は151キロをマークした。

 黒田は3回を3安打無失点、4三振だった。先頭打者にバント安打を許したが、後続を3者連続三振。その後も走者を出しながらもつけ入る隙を与えなかった。

 イチローは「9番・中堅」でスタメン出場。第1打席は中飛に倒れた。

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