松坂が反面教師 ヤ軍「マー君開幕4番手起用」の真相

公開日: 更新日:

 田中には160億円を投じているだけに、その起用に慎重を期すのは当然。チーム内外から依然、昨季の登板過多を危惧する声も聞こえるだけになおさらだ。

 ヤンキースが最も懸念しているのはレッドソックス時代の松坂のように成績が尻すぼみになることだという。

 レッドソックスは松坂を1年目からフル回転させた。開幕から中4日のローテーションで使い続けた。松坂は一度も登板を飛ばさずにシーズンを通じて働き、世界一にも貢献したとはいえ、翌年以降は毎年のように故障者リスト(DL)に入った。揚げ句、11年には肘にメスを入れて使いものにならなかった。ヤンキースは宿敵の失敗を反面教師にしたわけだ。

■立ち上がり3連続K

 その田中は四回から登板し、テンポ良く相手打者を追い込むと、最後は武器であるフォークでバットに空を切らせて3者連続三振に仕留めた。直球の最速は151キロをマークした。

 黒田は3回を3安打無失点、4三振だった。先頭打者にバント安打を許したが、後続を3者連続三振。その後も走者を出しながらもつけ入る隙を与えなかった。

 イチローは「9番・中堅」でスタメン出場。第1打席は中飛に倒れた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償