大補強アダで死球続出…ソフトバンク打者は「鎧」が必要!?

公開日: 更新日:

 いつケガ人が出てもおかしくない。
 開幕以来、野手への死球禍に苦しんでいるソフトバンク。4日の試合こそぶつけられることはなかったものの、開幕7試合で6死球は12球団最多。

 3日の日本ハム戦ではヒザにぶつけられた柳田が激高。ヘルメットを地面に思い切り叩きつけるや、マウンド上の谷元を睨みつけて向かっていこうとした。両軍の選手、コーチ陣が止めに入った後も柳田は怒りが収まらず、依然として谷元に鋭い視線を送っていた。

 特に報復死球などは無関係だった場面。それでも今季だけで3個目の死球とあっては、柳田も感情の歯止めが利かなかったのだろう。

 ソフトバンクは昨オフ、30億円もの大金をかけて大補強を敢行。昨季パ1位のチーム打率.274の打線に、オリックスの主砲で2年連続24本塁打、91打点の李大浩まで獲得した。すでにパでは頭1つ抜けた巨大戦力だけに、ライバル球団の投手も「打たれまい」と徹底した内角攻めをするのも当然だ。

 もとを正せば、あまりに「やり過ぎた」補強をしたせいで、過剰に警戒されているソフトバンク。いくら相手投手を凄んでみせたところで、「そっちの戦力を考えてみろ。こっちは必死なんだ」と言われたらグウの音も出ない。

 ソフトバンクの野手は鎧(よろい)を着込んで打席に立つしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 2

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  5. 5

    維新の「議員定数1割削減」に潜む欺瞞…連立入りの絶対条件は“焼け太り”狙った露骨な党利党略

  1. 6

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 8

    「これが寝るってことだ」と感激…女優の岡崎友紀さん変形性股関節症との苦闘

  4. 9

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 10

    公然わいせつ容疑で逮捕→釈放も“連帯責任”…Aぇ! group草間リチャード敬太の芸能界復帰はイバラの道