腕を振ることから始める

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 ドライバーショットをミスすると「力が入った」とよくいわれる。
 しかし、いくら肩や腕の力を抜こうとしてもスムーズにクラブが振れずに、「まだ力が入っている」といわれる人が多いと思う。

 ではそもそも「力が入る」とはどういう現象なのか。どうして力が入るのか。2005年シニアツアー賞金王の三好隆プロに聞いてみると「ひとことで言うと腕が振れていないからだ」という。

 力が入るから腕が振れないのではなく、腕が振れないから力が入り、クラブが振れないからヘッドスピードも出ないというのだ。

 三好は高校2年のとき、外野手として甲子園に出場。22歳でゴルフを始め、プロテスト合格は27歳のときだった。

「会社に勤めながらゴルフをやっていたので練習時間が少ない。だから野球と同じように素振りと連続打ちをよくやった。野球と同じように一球一球ボールを打ち返してやるようなつもりで素振りをする。足もあまり動かさずに体も大きく回そうとしないで、実際にボールを打つようなつもりで腕でシャープにクラブを振り切る素振りをよくやった。野球のトスバッティングと同じような感覚で、誰かにボールを置いてもらって連続打ちの練習をよくやった。休まずに連続打ちをやっていると体のことなんか考えていられないので腕がよく振れるようになる。そうすると体もついてきて、足も使えるようになる」

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