腕を振ることから始める

公開日: 更新日:

 ドライバーショットをミスすると「力が入った」とよくいわれる。
 しかし、いくら肩や腕の力を抜こうとしてもスムーズにクラブが振れずに、「まだ力が入っている」といわれる人が多いと思う。

 ではそもそも「力が入る」とはどういう現象なのか。どうして力が入るのか。2005年シニアツアー賞金王の三好隆プロに聞いてみると「ひとことで言うと腕が振れていないからだ」という。

 力が入るから腕が振れないのではなく、腕が振れないから力が入り、クラブが振れないからヘッドスピードも出ないというのだ。

 三好は高校2年のとき、外野手として甲子園に出場。22歳でゴルフを始め、プロテスト合格は27歳のときだった。

「会社に勤めながらゴルフをやっていたので練習時間が少ない。だから野球と同じように素振りと連続打ちをよくやった。野球と同じように一球一球ボールを打ち返してやるようなつもりで素振りをする。足もあまり動かさずに体も大きく回そうとしないで、実際にボールを打つようなつもりで腕でシャープにクラブを振り切る素振りをよくやった。野球のトスバッティングと同じような感覚で、誰かにボールを置いてもらって連続打ちの練習をよくやった。休まずに連続打ちをやっていると体のことなんか考えていられないので腕がよく振れるようになる。そうすると体もついてきて、足も使えるようになる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ