最多11Kも…マー君は不用意な一球に泣き4勝目逃す
ヤンキース・田中将大(25)が27日(日本時間28日)のエンゼルス戦に登板。6回3分の1を1本塁打を含む5安打2失点、11奪三振、5四死球。勝敗は付かなかった。
この試合の前までリーグトップのチーム本塁打数(36)を誇る打線を相手に、毎回のように走者を出す苦しい立ち上がり。一回と三回には得点圏に走者を背負ったが、要所を締めて切り抜けた。
しかし、相手の隙を突いたソツのない野球に次第にリズムを狂わされる。四回に入ると、それまで手を出していた武器であるスプリットを見送られる。配球に苦労したこともあり、この回だけで2四死球を与えて、併殺の間に先制を許した。
五回以降は、スライダー中心の配球に変えて持ち直したが、手痛い一発を浴びる。同点に追いついてもらった直後の六回だった。5回を投げ終えた時点で球数は90球を超えていただけに、勝負を急いだのだろう。先頭の6番フリースに不用意に投じた初球のストレートを捉えられて右翼スタンドに叩き込まれ、勝ち越された。七回、先頭打者からこの日11個目の三振を奪ったところで降板した。