疲労はピークも 巨人アンダーソンの好調支える“真面目”気質

公開日: 更新日:

■首脳陣の心配にも「OK、OK!」

 キューバ出身で米国へ亡命しているだけに、ハングリー精神が旺盛。メジャー経験はなく、巨人で活躍して高給取りになる目標や、近々来日予定の同郷の外野手・セペダの加入もモチベーションになっている。だから、首脳陣に足の状態を聞かれても「OK、OK!」と出場を直訴しているという。

 試合前はバント練習用の打撃マシンを使い、苦手なバントはもちろん、ボールを見送りながら目慣らしすることにも時間を割く。こんな地道な作業をやっているのはアンダーソンだけ。ラテン系らしからぬマジメさで、すっかりチームに溶け込んでいる。

 試合はDeNAに6-7で敗れ、中畑監督に巨人戦初の勝ち越しを献上。その上、打率.316で売り出し中の橋本が、三回の守備で打球を追っている際に左太ももを痛め、そのまま病院へ。診断の結果、左太もも裏の肉離れで出場選手登録を抹消されることになった。原監督に「早く治して戻ってきなさい」と言われたというが、阿部、坂本、片岡など、多くのレギュラー陣が故障を抱える中、アンダーソンの両足のパンクが、原監督にとって何より怖い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ