キューバ選手解禁 最強スラッガー巨人セペダは使えるのか

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 キューバの主砲、フレデリク・セペダ(34)の獲得を発表した巨人は、以前から野球界で世界最強といわれたこの社会主義国に目をつけていた。

「長嶋監督が現場復帰した93年、それに合わせて当時、世界最強打者といわれたキューバのO・リナレスの獲得に動いたのが最初です。キューバ選手にゾッコンだった長嶋監督の希望を受け、読売新聞が首都ハバナに支局までつくり、現地の人間を採用してパイプづくりを始めた。以降、キューバ選手の解禁がウワサされるたびに振り回されながらも、代表チームのコーチを指導者研修で受け入れるなど、地道に関係を築いてきた。今回、セペダの獲得が決まり、長嶋終身名誉監督が『20年来の希望がようやく実現した』とコメントしたのはそういう背景があるのですが、実は長嶋さん以上に熱心だった人間がいる。今の原監督です」(球界関係者)

 02年に特例でリナレスが中日入りしたものの、キューバ選手の解禁はこれまで、浮上しては消えてを繰り返してきた。方針が二転三転する相手に一時は巨人のキューバ熱も冷めかけたが、原監督は継続的な調査の必要性を主張。自ら、OBに「キューバを中心とした中南米のスカウトをやってもらいたい」と要請したこともあった。

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