野球道具メーカーが繰り広げる巨人・セペダ「争奪戦」

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 だから今は「お試し期間中」。中南米事情に詳しい球界関係者は「SSKが契約していたのはキューバ野球連盟。セペダがほぼ手ぶらで来日したのは、グラブなどが国の“備品”扱いで国外に持ち出せなかった可能性もある」と指摘する。

 メーカー側も、巨人の4番はいい宣伝──とばかりに、グラブ、バット、スパイク、ウエア等を使ってもらおうと、担当者がセペダ詣でを開始したという。

 29日の楽天戦で、右打席では12打席目での初安打が満塁本塁打。とはいえ、打率.189と低空飛行が続く。巨人の4番として打ちまくってメディアに露出してこそ、宣伝効果があるというもの。争奪戦がさらにヒートアップするか、あっという間に終息するかは、セペダの活躍次第だ。

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