5試合50失点…投手陣崩壊の広島“トンネル”はどこまで?

公開日: 更新日:

「いまは首位うんぬんと言える野球じゃない」

 広島の野村監督が吐き捨てた。8日のオリックス戦に敗れ、今季ワーストの5連敗。ここまで守ってきた首位の座を巨人に明け渡してのコメントだ。

 なにしろ5連敗中の総失点は50。1試合平均10点も取られているのだから、「首位うんぬんの野球じゃない」と言いたくなるのも当然だ。この日はチームの勝ち頭であるバリントンが5回もたずにKOされた。

 打線もふるわない。5試合で13得点。この日は主砲のエルドレッドが夫人の体調不良で試合を欠場した。

 野村監督は試合後、不振の続くキラの二軍降格を決断、「とにかく自分たちの野球ができるようにしなければいけないよね」と言ったものの、明るい兆しは見えない。

「広島が元気なのはこいのぼりの季節まで」と言われる。投手陣が元気な今年は例年と違うと、ここまで“定説”を吹き飛ばす奮闘を続けてきたとはいえ、その最大の武器が崩壊しつつある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性