王者スペイン屈辱大敗…オランダには「飛ばしすぎ」懸念の声

公開日: 更新日:

■オランダはスペイン戦にピークを持ってきた?

 いったい、スペイン代表に何が起こったのか。
「長い間、世界一のチームを支えてきた主力選手たちがピークを過ぎ、年齢的な衰えは隠せません。しかも、スペイン代表選手の多くが所属するレアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、バルセロナといったスペインリーグの有力クラブはCLを勝ち進み、W杯直前までタイトなスケジュールで激しい試合をこなしていた。コンディションが整っていないのは明らかでした」(現地サッカー記者)

 一方、圧倒的強さで南アW杯決勝のリベンジを果たしたオランダにも懸念の声があがっている。元日本代表選手で横浜FC会長の奥寺康彦氏は、日刊ゲンダイ本紙に寄稿した観戦記で、<ファンペルシー、ロッベンを筆頭にオランダ選手のコンディションの良さには驚かされた>と絶賛しつつ、こう指摘をしているのだ。

<オランダは『初戦のスペイン戦にピークを持ってきたのでは?』と思わせるほどの出来栄えだった。優勝候補は、決勝トーナメント以降の戦いを視野に入れつつ、グループリーグでは、試合ごとに調子を上げていく調整法をとるのが一般的だ。決勝(7月13日)までベストコンディションを続けるのは難しい。このオランダの好調ぶりは、いつまでキープ出来るのだろうか? ゴールラッシュを見ながら、一抹の不安も胸に去来した>

 オランダは最後までペースを維持できるのか、王者スペインはこのまま終わってしまうのか、この先も注目だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”